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噂のChatGPTに防犯カメラの選び方を聞いてみた!

2023年03月24日

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  • AI

Googleに代わる検索エンジン?!|噂の“ChatGPT”に監視カメラの選び方を聞いてみた!

皆さんは、“ChatGPT”をご存知でしょうか?人工知能について研究しているOpenAIが開発したチャットボットです。まるで本物の人と会話しているような感覚で質疑応答を交わすことができ、SNSやニュースメディアなどで話題になっています。

こちらが実際のチャット画面です。

このようにChatGPTでは、インターネット上のテキストデータからありとあらゆる情報を学習して、ユーザーの疑問に適切な回答を出そうとしてくれます。今回はChatGPTを利用して、防犯カメラ・監視カメラの選び方について聞いてみたいと思います!

「防犯カメラ・監視カメラの選び方を教えてください」と聞いてみた

まずは、ChatGPTに抽象的な聞き方をしてみました。以下、ChatGPTの回答です。

防犯カメラ・監視カメラの選び方を教えてください

防犯カメラ・監視カメラを選ぶ際には、以下の点に注目することが重要です。
 
1. 目的に合った種類を選ぶ
防犯カメラ・監視カメラには、屋内用、屋外用、固定式、回転式、ネットワークカメラなど種類があります。使用目的や設置場所に応じて、適した種類を選びましょう。
 
2. 解像度を確認する
画像のクオリティーは、解像度で決まります。防犯カメラ・監視カメラの解像度は、高ければ高いほど、より鮮明で細かい画像が得られます。解像度が高いカメラを選ぶことをおすすめします。
 
3. 映像の記録方法を確認する
映像の記録方法には、SDカードに保存する方式や、クラウドにアップロードする方式などがあります。目的や設置場所に合わせて、記録方法を選びましょう。
 
4. 明るさの調整機能があるか確認する
夜間の防犯カメラ・監視カメラでは、明るさの調整機能が必要です。カメラによっては、自動的に明るさを調整する機能があるので、夜間でも明るく鮮明な画像を得ることができます。
 
5. コストパフォーマンスを考慮する
防犯カメラ・監視カメラは、高額なものから低額なものまでさまざまな価格帯があります。目的や設置場所に合わせて、コストパフォーマンスを考慮し、適切な価格帯のカメラを選びましょう。
 
以上の点に注意して、自分の目的に合った防犯カメラ・監視カメラを選ぶことが大切です。

ChatGPTの回答は概ね的を射ていると思います。「目的に合った種類を選ぶ」や「映像の記録方法を確認する」、「コストパフォーマンスを考慮する」は、以前こちらの記事でも言及しています。しかし、質問が抽象的だったため回答も模範的な内容となっています。次は、実際のケースを想定した質問をしてみましょう。

一軒家における防犯カメラ・監視カメラの適切な設置場所を聞いてみた

昨今、ニュースでも一般家庭への組織的な強盗事件が取り沙汰されています。そこで、ChatGPTに一般的な戸建住宅においてどこに防犯カメラを設置すれば、強盗対策として効果的なのか聞いてみました。

最近ニュースで一般家庭への強盗事件が話題になっているから自宅にも防犯カメラを設置したいのですが、下記のような場合にカメラは何台必要で、どこに設置するのがいいのでしょうか?
・2階建て一軒家
・庭と車1台分の駐車スペース付き
・屋内への出入口は玄関1箇所と庭に面しているウッドデッキ
・敷地内は長方形のような形で周囲は1.6mのブロック塀で囲われている
・道路には1辺のみ面しており、他は別の戸建住宅が立ち並んでいる

一般家庭の防犯カメラの設置について、下記のように考えることができます。
 
まず、屋内への出入口が玄関1箇所と庭に面しているウッドデッキということから、少なくとも2台のカメラが必要です。1台は玄関に、もう1台はウッドデッキに向けて設置します。庭に面しているため、庭にもカメラを設置することを検討してもいいかもしれません。
 
次に、敷地内は長方形のような形で周囲は1.6mのブロック塀で囲われているということから、敷地の4隅にカメラを設置することを考えます。この場合、4台のカメラが必要となります。
 
また、道路には1辺のみ面しており、他は別の戸建住宅が立ち並んでいるため、道路側にもカメラを設置することを検討してもいいかもしれません。この場合は、1台のカメラがあれば十分です。
 
以上のように考えると、合計で最低でも7台のカメラが必要となります。カメラの設置場所は、玄関・ウッドデッキ・庭・敷地の4隅・道路の1箇所になります。ただし、カメラの種類や設置場所によって、必要なカメラ台数は変わってくることがあります。また、設置場所によっては、プライバシーの問題が発生する可能性があるため、法律やルールに則って設置することが必要です。

ChatGPTによれば、7台~8台の監視カメラを設置することを提案しています。また、法律的な観点にも触れ、的確なアドバイスをしているように見受けられます。しかし、新しいチャット画面を開いて同じ質問をしてみると、今度は「カメラは最低4台あればいい」といった回答に変わりました。ChatGPTは、その都度適切な回答を出そうとするので、全く同じ文章で質問しても、1回目と2回目で回答内容が異なることがあります。このように、最初は7台必要と言っていたのに、後で聞いたら4台となっていたので、ChatGPTの回答には一貫性がないようにも思えます。

上記の場合、出入口となる玄関、ウッドデッキの監視は非常に効果的です。くわえて、駐車スペースにも1台設置し、車への被害などを監視しましょう。塀や自宅前道路の監視はプライバシー問題も関わってきますので、実際の環境に合わせて適切に対処したほうがよいでしょう。

一軒家におすすめの防犯カメラ・監視カメラについて聞いてみた

前項にて、防犯カメラの適切な設置場所を聞くことができたので、続けてこのケースにおけるおすすめの防犯カメラについて聞いてみました。

ありがとうございます。続けていくつか質問させてください。
・アナログカメラとネットワークカメラのどちらを選べばよろしいでしょうか?
・カメラの形状に関して、バレット型かドーム型で想定していますが、どちらがよろしいでしょうか?
・カメラのスペック(解像度、レンズタイプ、保護等級など)はどのようなものを選べばいいのでしょうか?
・カメラで録画した映像をあとから視聴できるようにしたいのですが、どのような機器が必要でしょうか?

防犯カメラを設置する場合、アナログカメラよりもネットワークカメラがより高品質で使いやすく、一般的におすすめです。
 
バレット型とドーム型のどちらを選ぶかは、使用目的と設置場所によって異なりますが、ドーム型は一般的に目立ちにくく設置場所にも制限がなく、防犯効果も高いため、おすすめです。
 
解像度は2メガピクセル以上、レンズは広角レンズがおすすめです。また、屋外で設置する場合は防水・防塵性能や耐衝撃性が重要で、IP65以上の保護等級が必要です。
 
録画機能があるネットワークビデオレコーダー(NVR)を使用することで、録画した映像をあとから視聴することができます。設置場所や使用目的に合わせて、カメラの選定や設置場所を慎重に検討し、専門業者に相談することが大切です。

ChatGPTの回答を要約すると次のようになります。

・ドーム型のネットワークカメラ×7台

・解像度:2MP以上

・レンズ:広角レンズ

・保護等級:IP65以上

・8CHのNVR

まず、アナログカメラとネットワークカメラで品質に大きな差はありません。カメラ台数が多い、あるいはカメラの設置階層が分かれている場合は、ネットワークカメラの方が配線は楽になります。しかし、カメラ7台の構成であれば、同軸ケーブル1本で電源重畳できるモデルもあるため、配線の手間は変わらず、価格を抑えられるケースがあります。

また、バレット型カメラの方が、カメラの存在を侵入者に伝えて威嚇することができるため、ドーム型よりも防犯効果が高いと思われます。ドーム型はカメラの存在を気づかせたくない店舗やホテルなどの屋内で使用されるケースが多いです。

カメラの取り付け方について聞いてみた

続いて防犯カメラ・監視カメラの取り付け方について聞いてみました。

敷地の四隅に設置するとのことですが、ドーム型カメラをどのように設置すればいいのでしょうか?

ドーム型のカメラを敷地の四隅に設置する場合、カメラを屋外に設置するために、耐水・防塵性能を持った防犯カメラ用の屋外ケースが必要です。また、カメラの設置方法については、以下の点に注意してください。
 
設置する高さ
カメラの設置高さは、犯罪者がカメラを破壊できないように、また設置場所から広範囲を撮影できるように、2.5m以上に設置することをおすすめします。
 
設置角度
カメラの設置角度は、カメラが広い範囲を撮影できるように、広角レンズを使用して、地面を少し上向きに設置することをおすすめします。また、カメラの水平方向に動くものを撮影するためには、カメラの設置方向に注意する必要があります。
 
配線
カメラを設置する場所が屋外であるため、電源コードや通信ケーブルなどの配線は、適切な方法で保護する必要があります。配線を室内に引き込む際には、雨水が入らないように、配線部分をシーリングする必要があります。
 
以上の点に注意しながら、敷地の四隅にドーム型カメラを設置することができます。また、設置前には必ず、専門業者に相談することをおすすめします。

ドーム型カメラに限らず、IP65相当の防水・防塵性能があれば、屋外用のハウジングケースがなくても屋外で使用することはできます。また、ドーム型カメラに限らず防犯カメラを取り付けるためには専用の固定金具が必要です。両面テープなどで取り付ける方法もありますが、安定性に欠けますので注意しましょう。

防犯カメラの施工には配線工事も付随してきます。電源コードや通信ケーブルの取り回しは、防犯カメラの設置環境によって対応が変わってきますので、専門家に相談することをおすすめします。ミカサ商事では、防犯カメラ・監視カメラだけでなく、専用の金具や電源装置も扱っており、提携している施工業者様もございますので、お気軽にお問い合わせください。

カメラとレコーダー以外に必要な機材について聞いてみた

防犯カメラとレコーダーだけでカメラシステムは作動しません。その他に必要な機材についても聞いてみました。

では、ドーム型のネットワークカメラ7台とNVR1台を用意すればいいですね。
他にカメラを動かすために必要な機器等はありますか?

基本的には、ドーム型のネットワークカメラ7台とNVR1台を用意すれば、防犯カメラシステムを構築することができます。ただし、カメラの設置場所や構成によっては、以下のような機器やサービスが必要になる場合があります。
 
・ネットワークスイッチやLANケーブル:カメラとNVRを有線で接続する場合に必要です。
・無線アクセスポイント:カメラとNVRを無線で接続する場合に必要です。
・電源供給装置:カメラに電源を供給するために必要です。
・外部HDD:NVRの保存容量を増やすために必要です。
・クラウドストレージサービス:カメラで録画した映像をクラウド上に保存するために必要です。
 
また、カメラの設置場所によっては、防犯カメラシステムと組み合わせて設置することで、セキュリティを強化することができるセンサーやアラームなどのセキュリティ機器もあります。

無線アクセスポイントとありますが、無線接続の場合、有線と比べて通信が途切れやすく、録画ができないといった問題が生じてしまいます。そのため、防犯カメラシステムは有線で接続することをお勧めします。また、NVRを使う場合は、中にHDDを搭載して録画するケースがほとんどですので、クラウドストレージサービスは必要ありません。くわえて、クラウド録画は毎月の使用料といった形でランニングコストが発生します。その代わり、HDDよりも長期かつ大容量の保存が可能なので予算と相談して、選択したほうがよいでしょう。

具体的にオススメのメーカーについて聞いてみた

ここまで、防犯カメラ・監視カメラの設置場所や構成について質問してきましたが、実際の製品について聞いてみました。

この場合における、おすすめの防犯カメラ・監視カメラはありますか? 具体的なメーカー名、製品名を教えてください。

以下に、ドーム型カメラを含めておすすめの防犯カメラ・監視カメラをいくつか紹介します。
 
HIKVISION「DS-2CD2185FWD-I」
解像度は4Kで、広角レンズが標準装備されており、細かい部分までクリアに映し出すことができます。また、防犯カメラとしては高めの保護等級「IP67」に準拠しているため、屋外に設置しても水やほこりに強く、長期間の使用も可能です。
 
AXIS「M3047-P」
360度全方向をカバーできる広角レンズを搭載したドーム型カメラです。さらに、複数の映像を1つの画面に表示することができる「Corridor Format」にも対応しているため、長い廊下や道路などに設置しても、見落とすことなく監視することができます。
 
Panasonic「WV-SFV481」
2つのレンズを搭載した「デュアルレンズカメラ」で、1台で広い範囲をカバーすることができます。また、カメラに内蔵された人物検知機能により、不審者を発見すると自動で警報音が鳴るため、即座に対応できます。
 
以上の製品は、防犯カメラとして有名なメーカーの製品で、信頼性が高く、性能も優れています。ただし、最終的な選択には予算や要件に合わせて慎重に決めることが大切です。

自宅に設置する防犯カメラであれば、ドーム型あるいはバレット型のカメラでIP65以上の防水・防塵機能とIR LED(赤外線)を搭載したカメラを推奨します。ChatGPTが勧めてきたAxis社とPanasonic社のカメラは360°カメラのため、一軒家の監視には向いていません。360°カメラは店舗やオフィスの天井に設置して特定の空間を1台で監視する使い方が主流です。 また、Axis社とPanasonic社の上記製品は現在生産終了となっているため、購入することができません。

まとめ

今回は、ChatGPTに防犯カメラ・監視カメラの選び方を聞いてみました。ChatGPTの回答は肯定も否定もせず、インターネット上にある情報を洗い出して、「〇〇が重要です」といったように、あくまで最終的な判断はユーザーに委ねています。また、最後の質問にもあったとおりChatGPTは常に最新の情報を提供してくれるわけではありません。したがって、ユーザー自身で情報の精査をする必要があります。

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